町のスポーツクラブへ息子を迎えに行った所に大きな木がありました。
樹齢何百年だろうかと思うほどの幹の太さと高さで、大きく広げた枝に茂る緑色の葉が焼けつくような日差しを遮ってくれています。
その大きな影に入ると一気にひんやりとした空気に変わり、この夏の暑さの中でも苦にならず外に居られることに驚きました。
森の中の特に滝や小川の近くなど水が激しくほとばしるところではマイナスイオンが多く発生するそうですが、木自体の呼吸によっても霧のような水の微粒子が発生しているのだそうです。
建物の影とは確実に何かが違うこの大きな木の影は、まるでそんなマイナスイオンが漂う優しい森のようでした。