一週間前は満開だった庭の紅梅が
ここ数日の雨で花が萎れて落ちていました。
小野小町が詠んだ歌
〖花の色はうつりにけりないたずらにわが身世にふるながめせしまに〗
の花は桜のことのようですが、雨に打たれて萎れているその梅にもまた
全てのものは変化して永遠ではないという滅びの美学、無常観を感じるこの歌を思い出させられました。
この写真を撮ったのももう一週間も前のこととは思えないくらいあっという間に過ぎていく毎日で、時の経つ早さに驚きます。
毎日同じように過ごしているけど同じ日はなく、自分もどんどん年を取っていき、また両親はもっと年を取っていきます。
両親や家族と過ごす時間も永遠ではなく、毎日をもっと思いやりのあるものにしていかないとな・・と梅の花に自己を重ねて顧みる雨の日でした。