3月に入り、日差しや空気に急に春を感じるようになりましたね。
今日は桃の節句・ひな祭り、女の子の健やかな成長を願う日です。
そしてこちらはフランス額装の技法で額装された作品で、額装されているのは古い日本刺繡の見本カードです。
約100年前の日本の女学校で刺繍を学ぶための道具でした。
昔の女の子はどんなことを考えどんな風に過ごしていたんだろうな・・・とひな祭りの日に思いを馳せます。
現代と100年前の女の子では遊びも勉強も取り巻く環境もずいぶんと変わっているでしょうが、どの時代も女の子の健やかな成長を願う親の気持ちはそんなには変わらないだろうなと思います。
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桃色の花は桔梗?それとも桜でしょうか?
デザインや色合いに、はんなりとした日本らしい美しさを感じます。
グリーン一色で刺繡されたデザインは、なんだか今日のお雛様が持つ扇子のようにも見えてきて、日本の奥ゆかしさ、高貴な印象を受けます。
どちらも額装により、美しい日本の文化に再び、新たな命が吹き込まれています。
どの紙を合わせどんな技法を使うのか一つ一つの選択で全く違うものになる額装。
2つと同じものがない一点ものです。
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アーティストYukiko Kakimoto氏によるフランス額装の作品を、お取り扱いさせていただいています。
フランス額装『encadrement』とは「額縁に入れること」を意味し、様々な技法によって写真や絵などの作品の周りを装飾、コーディネートすることで作品をより引き立たせ、それ自体がアート作品となります。
Yukiko Kakimoto氏はこれも、次の世代へバトンを繋ぐひとつのカタチだと考えておられ、美しいモノや思い出の品々に新たな命を吹き込むプレシャス・プロジェクトを2011年からスタートされました。
Yukiko Kakimoto氏は多才でこれまで様々な方面で活躍されてきた方で、そこで得た膨大な知識と経験から、日本独自の金継ぎという技法を使ったジュエリーが生まれ、contemporary artistとして、現在日本や海外でも活躍しておられます。
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Yukiko Kakimoto氏のフランス額装の作品は、Noisette オンラインショップ『フランス額装』のカテゴリーからご覧いただけます。
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フランス額装前回の記事
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